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興福寺ギメ美術館出陳記念慶讃コンサート

日仏修好通商条約締結160周年を記念して、フランスにおいて「ジャポニスム2018」が開催されていますが、来年1月から、パリのギメ東洋美術館に興福寺の至宝、「木造地蔵菩薩立像」(重要文化財)、「木造金剛力士立像(阿形・吽形)」(国宝)が出陳されるのを記念して、興福寺と奈良日仏協会の共催のかたちでコンサートを開催します。

内容は今年の総会の懇親会でもすばらしい演奏をご披露いただきました坂本利文さんファミリーによるフランスの古楽演奏で、日仏伝統文化の出会いが実現することでしょう。興福寺の国宝館も併せて鑑賞いただけます。日仏協会会員枠には限りがありますので、お早めにお申し込みください。

✤開催日:2018年10月28日(日)17:00~開場、17:30~開会、終演予定19:15。(17:00迄に国宝館拝観)
✤開催場所:興福寺 本坊北客殿(60畳、座布団席、90名まで)
✤チケット(国宝館団体拝観料600円を含む):奈良日仏協会会員2500円、一般参加者3500円
✤お申込み: sachiko_kita@kcn.jp tel:090-5153-2630(喜多)      
お申込み後、興福寺より振込用紙が郵送されますので、それに従ってお支払いください。(会員枠は15名で先着順の受付。15名を超えた場合は一般の申込みとなり、直接興福寺へ申込んで頂くことになります。興福寺へは電話で申込んでください。tel:0742-22-7755)。                    
✤演奏者からのメッセージ:
今年10月、興福寺の中金堂が300年振りに再建され甦えるのに因んで、300年前にフランスのヴェルサイユ宮殿で響いたであろう音楽を、古都奈良の興福寺本坊に於いて演奏致します。当日は、いずれもルイ14 世の宮廷音楽家として活躍していた、フルート奏者のオットテール(1674~1763)、テオルブ奏者のドゥ・ヴィゼー(1650?~1725?)、管楽器奏者のフィリドール(1681~1728)、そしてフランス映画にも成ったヴィオール奏者のマレ(1656~1728)等の器楽作品を取り上げます。演奏を担当するSAKAMOTO古楽アンサンブルは1993年にファミリー3 人で結成された合奏団です。ファミリーならではの、息の合った演奏をお聴き頂きたいと思います。

✤演奏者プロフィール
坂本洋子(リコーダー)
大阪音楽大学作曲学科楽理(現音楽学)専攻卒業。リコーダーを藤田隆、神谷徹の各氏に師事。第1回日本リコーダー・コンクール・アンサンブル部門で最優秀賞受賞。その後『ダンスリー・ルネサンス合奏団』に入団し、管楽器奏者として日仏両国で演奏活動を行う。またベルギーのアントワープ王立音楽院に留学し、リコーダーをB・デーレンベルク氏に師事。現在 コンサート活動のほか、リコーダー教室を主宰している。SAKAMOTO古楽コンソート及びオルティス・コンソートメンバー。

坂本利文(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
東京尚美音楽院卒業。その後『ダンスリー・ルネサンス合奏団』に入団し日仏両国で演奏活動を行う。また、ベルギーのブリュッセル王立音楽院に留学しガンバをW・クイケン氏に師事。1986年から89年までスウェーデン国立古楽合奏団に所属し、北欧を中心に演奏活動を行う。1990年に、ガンバアンサンブルを中心とした『オルティス・コンソート』を創設、28回の定期演奏会を含む演奏活動を継続中。1983年から大阪音楽大学及び相愛大学音楽学部で非常勤講師を、また2006年から同志社女子大学で嘱託講師を務め、ヴィオラ・ダ・ガンバ及び古楽合奏の指導を行う。現在オルティス・コンソート主宰。

坂本龍右(テオルブ)
東京大学文学部(美術芸術学専攻)卒業後、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムにて
リュート属の楽器をホプキンソン・スミス氏に師事。2011年に優秀賞付きで修士課程を修了。2013年にイタリアのラクィラで行われた国際古楽コンクールにて第1位、及び聴衆賞を受賞。現在スイスを拠点に日欧で演奏活動を行い、数多くの古楽祭にソリスト及びアンサンブルとして出演する。録音も自身のソロCD2枚の他、多数のアンサンブルに参加している。