美術クラブ

美術クラブ第8回例会「モネ―連作の情景」展鑑賞会のご案内

美術クラブ第8回例会「モネー連作の情景」展鑑賞会のご案内

 大阪中之島美術館で開催される美術展「モネ―連作の情景」の鑑賞会を開催いたします。
いつものように鑑賞のツボを事前解説の後、各自自由にご鑑賞いただき、そのあと感想・意見交換会を実施します。
皆さんのご参加をお待ちしております。

✤ナビゲーター:浅井直子
✤日時:3月14日(木) 13:40~16:30   
✤会場:大阪中之島美術館
✤参加費:会員無料、一般500円、展覧会入場チケットは各自購入のこと。
✤集合時間・場所:13:40に美術館2Fチケット売場裏の多目的スペースに集合(参加者には詳細案内します)。
✤ナビゲーターによる事前解説の後、14:00から、各自自由に鑑賞。
✤鑑賞後の懇談会は、15:30から、大阪大学中之島センター2F「カフェテリア・アゴラ」にて(飲み物代各自負担)。
✤問合わせと申込先:sugitani@kcn.jp、 tel. 090-6322-0672(杉谷)
✤定員:20名
✤ナビゲーター浅井さんからのメッセージ:1891年パリのデュラン=リュエル画廊での「積みわら」連作15点の展示は、美術史において「連作」形式が世に認められるきっかけになりました。印象派の枠をこえ抽象絵画にも影響を与えることになります。今回の鑑賞のポイントは、モネがどのようにして連作に取り組むに至ったかを理解できるような展示への着目です。モネは普仏戦争を逃れてロンドンに滞在した後、オランダのザーンダムに滞在して「水辺」の風景画を何点も描いています。日本の浮世絵との出会いもこのオランダ滞在時といわれています。印象派の仲間たちとは20代の頃に出会い互いに切磋琢磨し、当時確立されていたジャンル「歴史画」「神話画」とは異なる作風の画を制作するようになっていました。とはいえフランス美術史には、1年12カ月を描いた「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」(15世紀)やプッサンの連作『四季』(1660-1664)さらには同時代のミレーの連作 『四季』等、時間と共に変化する人間たちを描いた作品の伝統があることも、モネはしっかり認識していたようです。「橋」「渓谷」「断崖」「大聖堂」「ポプラ」そして「睡蓮」へと至る数々の連作の魅力を、彼の人生の歩みとともに、見つめ直してみませんか?(ナビゲーター:淺井直子)

美術クラブ第7回例会「ルーヴル美術館展 愛を描く」鑑賞会のご案内

今回は、フランスが世界に誇る美術の殿堂が所蔵する珠玉の絵画コレクションから厳選された「愛」の名画73点を鑑賞します。ナビゲーターによる事前解説と鑑賞後の相互の語らいで、絵画の理解がより深まることと思います。

✤ナビゲーター:三野博司
✤日時:7月6日(木) 13:40~16:30   
✤会場:京都市京セラ美術館
✤集合時間・場所:13:40に、美術館1F中央ホールに集合(参加者には詳細案内)
✤ナビゲーターによる事前解説の後、14:00から各自自由に鑑賞。
✤会費:会員 無料、 一般500円、展覧会入場チケットは各自購入のこと。
(前売りがお勧めです。6月26日まで)。 
✤定員:20名  
✤問合せと申込先: sugitani@kcn.jp  tel:090-6322-0672(杉谷)
✤展覧会鑑賞後、15:30から京都市勧業館カフェにて、意見交換会。飲み物各自精算。

✤ナビゲーター三野さんからのメッセージ:ルーヴル美術館の膨大なコレクションの中から、今回の展覧会は17世紀から19世紀前半までの「愛」を主題としたフランス絵画が集められています。画家の名前をあげると、ブーシェ、ジェラール、ヴァトー、フラゴナール、ドラクロワなどです。まず全員そろって入館する前に、カラー4頁の資料を配布し、全部を見るのはたいへんだと思う人のために、「この8点は見逃せない、選りすぐり作品解説」を行います。あとの懇親会では、さらにカラー2頁の資料を配布し、「ルーヴル美術館とフランス絵画」の解説、さらに本日鑑賞した作品の感想を述べあい、また「私とルーヴル美術館」の主題のもとに、ルーヴル体験をお持ちの方には、それを自由に語っていただきたいと思います。ルーヴル美術館の巨大な全貌をとらえることはとても不可能ですが、みなさんと一緒に、少しでもその一端に親しむ機会となれば幸いです。

美術クラブ第6回特別例会

美術クラブ第6回特別例会「南城さんのアートスタジオでの忘年懇話会」
《美術を愉しむ~目から鱗の感動を》

美術クラブでは、毎回、終了後の懇親会が大いに盛り上がり、散会を惜しむ声が多く聞かれます。そこで、今回は、南城さんのお話に加え、懇親会の部分を拡大し、忘年会を兼ねて、行おうというものです。
✤日時:12月24日(土) 13:00~15:30
✤会場:南城さんのアートスタジオ(正倉院側)
✤集合時間・場所:12:45に、近鉄奈良駅の行基さんの前周辺に集合してください。(変更の場合は、参加者に連絡しま  す)
✤会費:会員1,000円、一般1,500円。 飲物、食べ物の差し入れ歓迎。(南城さんのスタジオ行き帰りの交通費は自己負担)
✤おつまみ程度の軽食は用意しますが、それでは足りないと思われる方は昼食を済ませておいてください。
✤問合せと申込先: sugitani@kcn.jp  tel:090-6322-0672(杉谷)。 最大定員12名、先着順とします。
★南城守さんからのメッセージ:疫病、自然災害、戦禍…不安に苛まれた令和4年から、次は安寧と希望の新しい年の到来を願って、一献傾けながら美術・藝術談義はいかがですか。テーマは「美術を愉しむ〜目からウロコの感動を」。コロナ以前は毎年パリで新年を迎えていましたが、さすがに3年は間が空き過ぎて、ルーヴル美術館で開催されたレオナルド・ダ・ヴィンチ展の重厚なカタログを懐かしく眺めています。来る2024年の奈良日仏協会創立30周年記念事業案「パリ藝術探訪」にはワクワク感満載。構想を楽しく練りましょう。写真はギャラリーに飾っている私の最新作。モチーフはサモトラケのニケ像、ダ・ヴィンチが描いた「ウィトルウィウスの人体均衡図」、古代ギリシア幾何形態、そして夢殿八角堂、救世観音像、アマテラス幻想、淀川花火大会…と、東西美術へのオマージュ?がごちゃ混ぜになった「美の交流」です。左右の角度で絵が動くトロンプ・ルィユでもあり、ご笑覧あれ!

第5回美術クラブ例会「エコール・ド・パリの画家たち」

 長らくお待たせをしましたが、新しく誕生した大阪中之島美術館の「モディリアーニ」展鑑賞会を開催いたします。 

✤日時:6月10日(金) 14:00~16:30  
✤会場:大阪中之島美術館
✤集合時間・場所:13:40から受付開始、14:00までに、美術館2階のチケット売り場周辺に集合してください。
✤会費:会員300円、一般800円。入場券は各自購入のこと(当日券1800円)。   
✤事前解説「鑑賞のツボ」終了後、各自展覧会を自由に鑑賞してください。
✤カフェタイム:15:30~美術館内カフェか、近隣のカフェにて。感想・意見交換会を行ないます。各自精算。
✤問合せと申込先: sugitani@kcn.jp  tel:090-6322-0672(杉谷) 

★南城守さん(絹谷幸二天空美術館顧問)一口メモ:
 約2年ぶりの美術クラブのご案内です。コロナ禍に続いて戦禍による世界情勢の悪化に、あらためて命の尊さを思う今日。どうしょうもない無力感に苛まれながらも、何とか明日への光明をと、ささやかながら美術鑑賞の機会を設けました。
 テーマは「エコール・ド・パリの画家たち」。二度の大戦の間に美術、藝術に夢と希望を抱いてパリに集った画家たちの栄光と挫折、そして命の燃焼を、心静かに振り返るひとときを共有したいと思います。中心には哀愁漂う人物像で知られるモディリアーニを。藝術の理想と現実の狭間で繰り広げられた人生をかけた心の叫びに触れ、今一度「生きるとは、美とは」を問いかけてみたいと思います。
 美術クラブ2年間の沈黙は、中之島美術館実現までの苦節30年の歩みに比べれば、まさにあっという間の休憩タイム!
 再会を楽しみにしています!