第 157 回フランス・アラカルト「フランス詩に泳ぐ魚たち」
第 157 回フランス・アラカルト「フランス詩に泳ぐ魚たち」講演のご案内
✤日時:9 月 7 日(日) 14:30~16:30
✤会場:生駒市コミュニティセンター 4F 401 号室
✤会費:会員 500 円、 一般 1,000 円
✤問合せと申込先:sugitani@kcn.jp tel:090-6322-0672(杉谷)
✤講師:森田俊吾さん(奈良女子大学文学部言語文化学科専任講師)
✤森田さんからのメッセージ:フランスの詩で「魚」が登場する作品は思い浮かぶでしょうか?
──詩の中の動物といえば、「鳥」をイメージされる方のほうが多いかもしれません。
たしかに詩人たちは、古来より鳥の鳴き声を自らの歌声と重ね合わせ、ときに飛翔の象徴として繰り返し描いてきました。
ところが、特に 20 世紀以降の詩になると、「魚」が意外な頻度で登場してきます。
ときに魚が歌い、空を飛ぶことも──。
そんな突飛な「魚」たちが、なぜ現代詩の中で多く描かれるのでしょうか。
本講演では、こうした魚の登場するフランスのいくつかの詩を、皆さんと一緒に声に出して味わってみたいと思います。
前半では鳥との対比から、後半では旧約聖書『ヨナ書』との関連を手がかりに、その象徴的な意味を読み解いていきます。
普段詩を読む人も、そうでない人も、ぜひ言葉の海を自由に泳いでみませんか。