秋の教養講座2014 :テーマは「印象派と浮世絵版画」
11 月3 日(祝・月)15 時から奈良女子大学ほかで開催
奈良日仏協会では、2010 年度から毎年「秋の教養講座」を開催しています。講演と食事・音楽などを組み合わせた懇親イベントを奈良市内のホテルで3 回実施しました。また、昨2013 年度は教養講座とボジョレー・ヌヴォーを楽しむ会を一体化したイベントを宇陀市榛原のホワイエ・ヴェールを会場に開催したところです。
今年度は、講義と懇親会を連続させながらも区分し、前者は参加費不要で後者は希望者のみ有料で、という形式で実施します。講師には再度理事に就任された南城守氏にお願いしており、演題は「印象派と浮世絵版画~東西美術の造形観」です。南城氏は画家・美術家で奈良県立美術館学芸課長を務められています。
現代アートの起点とも称される印象派絵画。画家たちの多くが日本の浮世絵版画から大きな影響を受けていました。19 世紀後半のフランスの芸術家達に衝撃を与えた浮世絵版画の造形性とは何でしょうか。どうぞお楽しみに。
この行事の開催日時・場所等は以下の通りです。
日 時:2014 年11 月3 日 (月曜日・祝日)15:00 より19:00 頃(懇親会終了)まで
会場等: 1)講演:奈良女子大学LL2 教室(文学系S 棟2 階、参加無料)
2)懇親会:野菜ダイニング 菜宴(参加費:会員2,000 円、一般2,500 円)
主催等:主催:奈良日仏協会、共催:奈良女子大学文学部仏文教室
日仏文化交流において言語・文学のほかart(広義の芸術)の役割が大きいことは誰しも認めるところです。これまで、音楽と食(料理・製菓)がしばしば題材として取り上げられましたが、今回は絵画芸術を主題として「秋の教養講座」を開催することにしました。 この分野を通じた日本とフランスの文化的な関わりについて理解を深めるとともに、場所を移して飲食を楽しみながら講師を交え参加者相互の親睦が図れれば幸いです。
秋も深まる11 月、「芸術の秋」、「食欲の秋」です。その両方を盛り込んだこのイベントにどうぞご参加ください。講演会場の席には限りがあり、定員の54 名に達した場合は、参加申し込みの受付を停止せざるをえませんので、会員の皆様にはお早目の申し込みをお勧めします。その他の情報や申し込みの方法等は同封の案内ちらしをご参照ください。多数のご参加をお待ちします。 (事務局)
(講演者・南城守さんからのメッセージ)
「目からウロコが落ちる」というたとえがありますが、まさに美術の歴史こそ、この積み重ねによって築かれてきたもの。今回は「東西美術の造形観」を画家の視点でとらえ、創造の源泉を探ろうとするものです。