『ローラ』Lola
第59回奈良日仏シネクラブ例会
59ème séance du ciné-club de l’Association Franco-Japonaise de Nara
◇日時:2023年2月26日(日)14:00~17:00 le dimanche 26 février 2023
◇会場:奈良市西部公民館4階 第1・第2会議室
Nara Seibu Kominkan 4-kai (3er étage) salle 1, 2
(près de la gare Kintetsu Gakuenmae)
◇プログラム:『ローラ』Lola, 1961, 88min.
◇監督:ジャック・ドゥミ Jacques Demy
◇参加費:会員200円、一般300円
200 yens pour membres et étudiants, 300 yens pour non-membre
◇問合わせ:Nasai206@gmail.com tel. 090-8538-2300(予約不要)
≪映画紹介≫
アニエス・ヴァルダ特集に続いて、彼女の夫ジャック・ドゥミの作品を紹介します。『シェルブールの雨傘』(1964) や『ロシュフォールの恋人たち』(1967) で知られる監督の長編第一作が『ローラ』(1961) です。舞台はドゥミの故郷でもある港町ナント。「ローラ」の名前でキャバレーの契約歌手兼ダンサーとして働きながら幼い息子イヴォンを育てるセシル(アヌーク・エーメ)。イヴォンは初恋の男性ミシェル(ジャック・アルダン)との忘れ形見。セシルは 7 年も音沙汰のないミシェルを待ち続けます。彼女は、ナントに一時滞在中のアメリカ人水兵フランキーに口説かれたり、10 数年ぶりに偶然再会した幼なじみのロラン(マルク・ミシェル)からプロポーズされても、ひたすらミシェルへの愛を貫こうとします。港町ナントでは様々な人々が出会い、それぞれ夢のような時を過ごし、やがて町を去り、戻り、また旅立っていきます。ミシェル・ルグランの音楽、ナントの町の「ポムレー路地」他のモノクロ映像が詩情をそえ、近年、『男と女 人生最良の日々』(2019) で 80 代後半になってもなお内面から輝く美しさで観客を魅了した女優アヌーク・エーメの、若き日の美しさが光ります。