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『太陽がいっぱい』(1960)

第67回日仏シネクラブ例会 
67ème séance du ciné-club de l’Association Franco-Japonaise de Nara

◇日時:3月1日(日) 13:30~17:00  le dimanche 1er mars 2026
◇会場:奈良市西部公民館5階視聴覚室 
 Nara Seibu Kominkan 5-kai (4er étage) salle 3 (près de la gare Kintetsu Gakuenmae)
◇プログラム:『太陽がいっぱい』Plein Soleil, 1960, 118min.
◇監督:ルネ・クレマン René Clement
◇参加費:会員 200円、 一般300円
200 yens pour membres et étudiants, 300 yens pour non-membre
◇問合せ:Nasai206@gmail.com   tel:070-1731-0230 (淺井) 予約不要

◇プレゼンターからのメッセージ:
『太陽がいっぱい』は映画史上において名高い作品ですので、すでにご覧になっている方も多いかもしれません。原作は米国のパトリシア・ハイスミスの『才能あるトム・リプリー』 (The talented Mr. Ripley) 。この映画の大ヒットにより、アラン・ドロンはいちやく世界的な映画スターになりました。彼が演じる野心家の青年トムの人間像、アンリ・ドカエの見事なカメラワークがとらえる海辺の佇まい、ニーノ・ロータの哀愁を誘う旋律、ルネ・クレマンとポール・ジェゴフの巧みな脚本、『禁じられた遊び』(1952)『居酒屋』(1956)で知られるルネ・クレマン監督の新たな境地。それらすべてが一体となって、この作品は独特の輝きを放っています。フラ・アンジェリコの絵画、太陽の光と青い波に揺さぶられる白いヨット、イタリアの鄙びた小さな港町の風情、背景の海に浮かぶ黒い帆船など、細部の描写が不思議な魅力を添えています。誰が犯人なのか早くから観客の目にはそれとわかるように示されていて、「犯人探し」がサスペンスの核心ではなさそうです。ではなぜ、この作品は見る者をはらはらさせるのでしょうか? じっさいに映画をご覧になって、各人、心の中で問いかけてみてください。(淺井直子)