第9回美術クラブ例会「絹谷幸二 平和へ」展 鑑賞会のご案内
第9回美術クラブ例会「絹谷幸二 平和へ」展 鑑賞会のご案内
今回は、眼下に大阪湾の絶景を見渡せる梅田スカイビル27階の天空美術館で、画家絹谷幸二氏の「平和」をテーマとした展覧会を鑑賞します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
✤ナビゲーター:南城守(絹谷幸二天空美術館 顧問)
✤日時:4月26日(土) 15:00~17:00
✤会場:絹谷幸二天空美術館 梅田スカイビル タワーウエスト27階
✤集合時間・場所:15:00に集合(参加者には場所など詳細案内)。
✤ナビゲーターによる事前解説の後、各自自由に鑑賞。その後、意見交換会を実施します。
そのあとは、有志による懇談会を予定しております。
✤会費:会員 無料、 一般500円。 展覧会入場チケット(1300円)は各自購入のこと。
(意見交換会の会場が喫茶店になった場合、飲み物は各自負担)
✤定員:20名
✤問合せと申込先: sugitani@kcn.jp tel:090-6322-0672(杉谷)
✤南城さんからのメッセージ:奈良市出身で文化勲章受章者の絹谷幸二氏は、若き日にヴェネツィア・美術アカデミアで人類最古の壁画アフレスコ(伊 英フレスコ)を修得。その後、この古典技法を現代アートに甦らせ国際的に活躍する画家です。周知の如く盛期イタリア・ルネッサンス美術は、西洋美術の指針とされ、フランスにおいてその憧れは「イタリア詣」となり、17世紀のプッサンから19世紀のアングルまで、美術アカデミーで偉大なる修学法と考えられました。印象派のルノワールも、その後の近現代の画家たちまでもそれを実践しています。考えればあの「モナリザ」がルーヴル美術館にあるのも、フランソワ一世がレオナルド・ダ・ヴィンチをアンボワーズのクロ・リュセ城に招聘し、終の住処とさせた所以。フランス美術にとって、古代ギリシア・ローマ美学の「復活」を掲げたイタリア美術は、まさに美の規範「クラシック(古典・理想美)」そのものでした。つまりそこには時代と共に生まれ変わる「永遠の新しさ」があったのです。今回の鑑賞会は、フランス美術から視点を広げて、イタリアの古典絵画を学んだ絹谷藝術から、西洋美術の豊穣さを垣間見ようとするものです。何よりもテーマが「平和」。混迷する昨今の世界情勢に警鐘を鳴らし、人類救済のメッセージを発する「美術力」を併せて考える機会となれば…。C’est pas mal!n‘est-ce pas ?