秋の教養講座2025
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今年度のガイドクラブは 11 月 2 日(日)午後に、聖林寺の本田倫子さんの案内で、桜井市の聖林寺と安倍文 殊院にお参りします。集合時間・場所、スケジュールは以下のとおりです。
✤集合時間・場所:12:30 桜井駅南口バス乗り場 1 番に集合。
✤スケジュール:
12:47 談山神社行バスで、 12:55 聖林寺到着。聖林寺拝観、マンダラ展見学の後、聖林茶館で、大和抹茶のムースと飲物をいただきます。
15 時ごろタクシーで安倍文殊院へ移動。安倍文殊院見学。16:40 安倍文殊院バス乗り場に集合。16:52 桜井駅 南口行バスで、17:01 桜井駅南口到着。解散。
その後、有志による懇親会開催(場所は当日ご案内します)。
✤参加費:会員無料、一般 500 円
(バス・タクシー代、拝観料、茶館喫茶代は各自負担。車で直接行かれる方に席の余裕があれば、聖林寺から安倍文殊院までメンバーの同乗をお願いすることがあります)
✤問い合わせ&申込先:sugitani@kcn.jp tel. 090-6322-0672(杉谷)
✤案内役の本田倫子(みちこ)さんプロフィール:聖林寺ご住職の妹さん。奈良日仏協会会員。2022 年に奈良まほばソムリエ試験に合格し、奈良まほろばソムリエの会に入会。ガイドグループに所属し、聖林寺・長谷寺・室生寺・大神神社・山辺の道などのガイドを務めている。奈良テレビで夕方放送の「ゆうドキッ!」にも、定期的に出演中。
✤本田さんからのメッセージ:聖林寺では、3 年前に新しく改築された御堂で国宝十一面観音立像を拝観します。昭和 26 年に国宝制度が出来た際に指定された一体で、天平時代に造られた観音様を 360℃から拝観できます。また、11 月のみ開催のマンダラ展では、當麻寺の 4 分の 1 サイズの當麻曼荼羅や春日宮曼荼羅など神仏習合の曼荼羅もお目見えします。安倍文殊院では、鎌倉時代、快慶作の日本最大 7mの文殊菩薩像が、四人の脇士を伴う「渡海文殊群像」のお姿で拝観できます。その他、平安時代の陰陽師 安倍晴明の出生の地や国の特別史跡になっている文殊院西古墳へ参ります。 秋の清々しい一日を、神仏と共に過ごしませんか。
第 157 回フランス・アラカルト「フランス詩に泳ぐ魚たち」講演のご案内
✤日時:9 月 7 日(日) 14:30~16:30
✤会場:生駒市コミュニティセンター 4F 401 号室
✤会費:会員 500 円、 一般 1,000 円
✤問合せと申込先:sugitani@kcn.jp tel:090-6322-0672(杉谷)
✤講師:森田俊吾さん(奈良女子大学文学部言語文化学科専任講師)
✤森田さんからのメッセージ:フランスの詩で「魚」が登場する作品は思い浮かぶでしょうか?
──詩の中の動物といえば、「鳥」をイメージされる方のほうが多いかもしれません。
たしかに詩人たちは、古来より鳥の鳴き声を自らの歌声と重ね合わせ、ときに飛翔の象徴として繰り返し描いてきました。
ところが、特に 20 世紀以降の詩になると、「魚」が意外な頻度で登場してきます。
ときに魚が歌い、空を飛ぶことも──。
そんな突飛な「魚」たちが、なぜ現代詩の中で多く描かれるのでしょうか。
本講演では、こうした魚の登場するフランスのいくつかの詩を、皆さんと一緒に声に出して味わってみたいと思います。
前半では鳥との対比から、後半では旧約聖書『ヨナ書』との関連を手がかりに、その象徴的な意味を読み解いていきます。
普段詩を読む人も、そうでない人も、ぜひ言葉の海を自由に泳いでみませんか。
第66回日仏シネクラブ例会
66ème séance du ciné-club de l’Association Franco-Japonaise de Nara
◇日時: 6月29日(日) 13:30~17:00 le dimanche 29 juin 2025
◇会場:奈良市西部公民館5階視聴覚室
Nara Seibu Kôminkan 5-kai (4er etage) salle audiovisuelle
(près de la gare Kintetsu Gakuenmae)
◇プログラム:『冒険者たち』Les Aventuriers, 1967, 112min.
◇監督:ロベール・アンリコ Robert Enrico
◇参加費:会員 200円、 一般300円
200 yens pour membres et étudiants, 300 yens pour non-membre
◇問合せ: Nasai206@gmail.jp tel:070-1731-0230(浅井) 予約不要
◇プレゼンターからのメッセージ:
『冒険者たち』は60年代後半から70年代に青春を送った多くの人にとって思い入れの強い作品だろう。そして映画を気に入った人の多くは、あの要塞島 Fort Boyard に行きたいと思うだろう。僕もその一人で1986年に行ったが、運悪く悪天候で観光船が欠航し行けなかった。2000年に再訪し、やっと近くから見ることが出来た。映画でも分かるが周囲が岩場で小さな船でしか行けない。観光船は、要塞に行く前にエクス島 Les iles d’Aix に立ち寄り1時間近い自由時間があった。当時は何でもネットで情報が得られる時代ではなく、この島のことも何も知らなかった。映画を見た記憶だけで似ているなとマヌー(ドロン) が小舟に乗った場所を写真に撮り、歩いていて面白い日時計があり写真を撮ったが、ビデオを見直すと、まさにその家がマヌーが滞在した家だった。映画に出てくるアフリカ美術館も同じ島だと後から知り、再訪することがあれば絶対行こうと思っている。なお要塞島の場所はボルドーとナントの間、ラ・ロシェルの沖合だが、一応個人の所有で勝手に上陸はできない。(橋本克己)
第156回フランス・アラカルト「あなたの知らない農業大国フランス」
昨年の創立30周年記念祝賀会で『ラシーヌ讃歌』合唱をご指導いただいた大城閑さんから、ご専門のフランスの農業についてお話しいただきます。
✤日時:2025年5月25日(日)14:30~16:30
✤会場:生駒セイセイビル4階 404号室
✤ゲスト:大城閑(おおき しずか) (福井日仏協会前会長、福井県立大学生物資源学部名誉教授)
✤参加費:会員 500 円、一般 1,000 円
✤申込先:sugitani@kcn.jp TEL.090-6322-0672(杉谷)
✤大城閑さんからのメッセージ:「フランス」と聞くと、皆様はご自身の経験に基づいて色々な事を思い浮かべられると思います。長年にわたって農業、特に園芸分野に関わってきた私は、フランスと言うとすぐに農業と結びつけてしまいます。歴史的に見てもフランスの種々の文化を支えてきたのは農業であると言っても過言ではないでしょう。特にあの素晴らしい
フランス料理の数々は豊かな農業生産なしには考えられません。講演ではまず、そのフランス農業の現状について、日本と比較しながら紹介します。次いで、現在の農業生産技術の発展に寄与した何人かのフランス人たちの業績を、ルイ14世の時代から現代に至るまで見てみましょう。最後に、順調だと思われがちなフランス農業にも多くの問題点があります。農業政策に不満を持つ農業者たちの、日本では考えられないような実力行使を紹介するとともに、これらの問題点についても考えてみたいと思います。
第9回美術クラブ例会「絹谷幸二 平和へ」展 鑑賞会のご案内
今回は、眼下に大阪湾の絶景を見渡せる梅田スカイビル27階の天空美術館で、画家絹谷幸二氏の「平和」をテーマとした展覧会を鑑賞します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
✤ナビゲーター:南城守(絹谷幸二天空美術館 顧問)
✤日時:4月26日(土) 15:00~17:00
✤会場:絹谷幸二天空美術館 梅田スカイビル タワーウエスト27階
✤集合時間・場所:15:00に集合(参加者には場所など詳細案内)。
✤ナビゲーターによる事前解説の後、各自自由に鑑賞。その後、意見交換会を実施します。
そのあとは、有志による懇談会を予定しております。
✤会費:会員 無料、 一般500円。 展覧会入場チケット(1300円)は各自購入のこと。
(意見交換会の会場が喫茶店になった場合、飲み物は各自負担)
✤定員:20名
✤問合せと申込先: sugitani@kcn.jp tel:090-6322-0672(杉谷)
✤南城さんからのメッセージ:奈良市出身で文化勲章受章者の絹谷幸二氏は、若き日にヴェネツィア・美術アカデミアで人類最古の壁画アフレスコ(伊 英フレスコ)を修得。その後、この古典技法を現代アートに甦らせ国際的に活躍する画家です。周知の如く盛期イタリア・ルネッサンス美術は、西洋美術の指針とされ、フランスにおいてその憧れは「イタリア詣」となり、17世紀のプッサンから19世紀のアングルまで、美術アカデミーで偉大なる修学法と考えられました。印象派のルノワールも、その後の近現代の画家たちまでもそれを実践しています。考えればあの「モナリザ」がルーヴル美術館にあるのも、フランソワ一世がレオナルド・ダ・ヴィンチをアンボワーズのクロ・リュセ城に招聘し、終の住処とさせた所以。フランス美術にとって、古代ギリシア・ローマ美学の「復活」を掲げたイタリア美術は、まさに美の規範「クラシック(古典・理想美)」そのものでした。つまりそこには時代と共に生まれ変わる「永遠の新しさ」があったのです。今回の鑑賞会は、フランス美術から視点を広げて、イタリアの古典絵画を学んだ絹谷藝術から、西洋美術の豊穣さを垣間見ようとするものです。何よりもテーマが「平和」。混迷する昨今の世界情勢に警鐘を鳴らし、人類救済のメッセージを発する「美術力」を併せて考える機会となれば…。C’est pas mal!n‘est-ce pas ?
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